好きな香りに包まれるということ
コラム

好きな香りに包まれるということ

幼い子供たちを育てていると、1日があっという間に過ぎて「もうこんな時間?」となることが日常茶飯事。そんな毎日の中で、母となった自分にとって“ホッとできる瞬間”はどこにあるのだろうかと考えてみる。

■改めて気が付いた“自分の香り”



1日頑張った自分へのご褒美が、お風呂上がりのスキンケア。良い香りの化粧水やボディクリームなどを塗っている時、大好きな香りに包まれて心が晴れやかになる。今の私にとって、貴重なほんの一瞬の安らぎの時間。

香りは疲れた心に、安らぎを与えてくれるもの。だからこそ仕事の時も、好きな香水をつけて仕事をする。やる事に追われていても、ひと段落した時に深呼吸をすれば“自分の香り”を感じられる。

「よし、もうひと頑張りするぞ!」そう思わせてくれる存在は、毎日を過ごしていく中で必要なものなのだと、母になった今、改めてそう感じる。

■子供たちが教えてくれた“私の香り”



子供を授かってから「なるべく香りがしないものを選ばなければ」と、そんな固定概念に従っていた自分がいたような気がした。無意識のうちに、無香料・微香といった文字のものが増えていた。

“好きなものは、好きなままで良い”のだと思えたのは、仕事に出る時にだけつけていた香水の香りを「ママはいつも、いい匂いがする」「ママの匂いが落ち着く」「ママの匂いが大好き」と、子供たちが言ってくれたことかもしれない。今ではなかなか眠れない時に、掛け布団に香水を振ってあげると、すっと寝付いてくれる。(ちなみに私は、眠っている子どもの匂いを嗅ぐとすぐにウトウトしてしまう)

香りは、受け継がれ愛されていく。-自分だけが好きな香り-。そう思っていたものが、愛する我が子が、ママを感じる愛しいものになるようだ。

この事をきっかけに、少しずつ好きな香りがするものを揃えるようになった。毎日の生活の中で、ほんの一瞬の安心感、安らぎを与えてくれる、“好きな香りに包まれること”は、何の罪でもないと、教えてくれたのは子供たちだった。

食べ物、飲み物、植物、化粧品、柔軟剤、香水、自然が織りなす空気、ありのままの自分自身……。あらゆるものに香りは存在する。その中で、自分自身が愛せる香りを選び、好み、愛することは、とても素敵なことなのだと、子供を通じて再認識させてもらった。

あなたにとって、心が安らぐ香りはどんなものですか?

それがきっと、今のあなたにとって愛する香りなのではないだろうか。

(1004 SEN[C]ブランドマネージャー 市川祥子)