海外で注目される新しい美容トレンド【サニフィケーション】とは?
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海外で注目される新しい美容トレンド【サニフィケーション】とは?

私たち1004 SEN[C]にとって大切なキーワードの1つ、【サニフィケーション(Sunification)】。この言葉は、紫外線から肌を守る「サンケア」と、肌を整える「スキンケア」の境界をなくすという、新しい価値観を示しています。

日本ではまだ広く知られていませんが、欧米では原料メーカーや業界関係者の間で徐々に注目が集まっており、サンケアの新たな方向性を象徴するキーワードとして扱われはじめています。

Sunificationに注目する業界の動き


サニフィケーションは、製品開発やトレンド提案の中で少しずつ使われ始めています。とくに、欧州や北米の原料メーカー・業界メディアを中心に、複数の発信が見られます。

欧州原料メーカー Croda の発信

イギリスに本社を置く原料メーカーCrodaは、自社Webサイト内のトレンド紹介ページでSunificationという言葉を用い、紫外線ケアと肌の快適性を両立する処方設計を紹介しています。単なる数値的な機能ではなく、「快適な使用感」や「日常との調和」といったライフスタイル要素にも踏み込んだ提案となっており、言葉としての思想性も感じられます。

また、日本法人のCroda Japanも公式note内でこの言葉に触れており、サンケアへの価値観の変化や、日々のケアとのつながりをテーマに情報発信を行っています。

こうした事例から、サニフィケーション(Sunification)は一企業のキャッチコピーではなく、業界内で徐々に共有されはじめている視点であることがうかがえます。

専門メディアでの使用例

ドイツを拠点とする美容業界誌『COSSMA』では、Sunificationが「スキンケアとサンケアが融合する、次の製品設計トレンド」として紹介されています。記事では、紫外線防御という機能的価値だけでなく、“使用感や日常との親和性を含めた処方の総合設計が重視される傾向がある”と書かれており、Sunificationという言葉がその変化を象徴しています。

また、原料メーカーSensient Beautyの公式サイトでは、紫外線プロテクションに関する開発として、“肌への快適性や処方の透明感、環境への配慮”といった観点が強調されています。Sunificationというワードは使われていませんが、示されている方向性は重なる部分が多く、サンケアの進化を物語る内容になっています。

このような業界内の発信からも、サニフィケーション(Sunification)という考え方が、単なる一過性の流行ではなく、価値観の変化に根ざしたキーワードであることが感じられます。

サニフィケーションが映し出す価値観の変化


サニフィケーション(Sunification)という言葉の背景には、「紫外線から守る」だけでは捉えきれない、美容観や肌との向き合い方の変化があります。

数値から感覚へのシフト

これまでのサンケア製品では、SPFやPAの数値が主な評価軸でした。一方で、サニフィケーション(Sunification)の文脈では、「快適な使用感」や「継続しやすさ」といった感覚的な価値が強調されています。

紫外線から守るだけでなく、毎日の生活に自然に馴染むケアであることが重視され始めているのです。

排除ではなく共存へ

こういった流れから、紫外線を「避けるべきもの」として一方的に排除するのではなく、「自然と共にある存在」として捉え直す発想が芽生えつつあります。肌を守るという一方向のアプローチから、“整え、調和させる”という方向へと進化しており、サニフィケーション(Sunification)はその象徴とも言えるキーワードです。

1004 SEN[C]としてのアプローチ

私たち1004 SEN[C]では、こうした価値観の変化に共鳴しながら、紫外線と肌の関係性を見直すアプローチを提案しています。紫外線をただ防ぐのではなく、「うるおいを保ち、肌を整える」ことを目指して、フラーレンをベースにした独自原料「フラーティクル(Fullerticle)」を配合しています。

サニフィケーション(Sunification)というキーワードが注目されるようになった今、私たちの「整えながら守る」というスタンスもまた、その延長線上にあるものと捉えています。

これからのスキンケアには、紫外線との対立ではなく、調和を前提とした設計と視点が求められるはずです。肌と環境が無理なく共存できるケア。その一つの選択肢として、1004 SEN[C]のアイテムに触れていただけたら嬉しく思います。