なぜフラーレンは美容に良いの?紫外線と酸化ストレスから肌を守る!?
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なぜフラーレンは美容に良いの?紫外線と酸化ストレスから肌を守る!?

1004 SEN[C]にとって大事な成分「フラーレン」。どんな成分で、なぜ美容の分野で注目されてきたのかをご存じでしょうか?

フラーレンは、紫外線や乾燥などが引き起こす酸化ストレスに関わることから、多くの研究で取り上げられてきました。今回は、そのフラーレンの特性や1004 SEN[C]が採用しているフラーレン配合化粧品原料「フラーティクル」ついてご紹介します。

フラーレンの特徴と美容で注目される理由


フラーレンは1990年代に発見された、炭素原子が集まってできたサッカーボールのような形の分子です。医薬品やエネルギーなど幅広い分野で研究が進められてきましたが、スキンケアでも注目されてきました。

活性酸素と向き合う抗酸化作用

紫外線や大気汚染などで発生する活性酸素は、シワやたるみ・シミ・くすみ・乾燥などをもたらす酸化ストレスの要因となります。フラーレンはこの活性酸素を安定化させる性質を持ち、酸化ダメージを和らげる働きがあると報告されています。

紫外線を吸収する分子特性

フラーレンは分子構造の特性として紫外線を吸収します。日焼け止め成分としての「紫外線吸収剤」とは異なりますが、光に応答する性質があるため、紫外線に関連する研究でも取り上げられてきました。

光老化への関与

紫外線の中でもUV-Aは肌の奥まで届き、コラーゲンを壊す酵素(MMP-1)を増やす要因になります。基礎研究では、フラーレンがMMP-1の発現を抑える傾向を示した報告もあり、光老化への関わりが注目されています。


こうした研究結果から、フラーレンは酸化ストレスや紫外線によるダメージにアプローチできる成分として、スキンケアを中心とした化粧品分野で重宝されてきました。

フラーレンが抱える「水に溶けにくい」という課題


スキンケアと相性の良い特性をもつフラーレンですが、大きな弱点もあります。それは「水にほとんど溶けない」という性質です。そのままでは化粧品に配合しづらいので、どのように水に分散させるかという安定化方法がいくつか存在します。

1004 SEN[C]が採用している化粧品原料「フラーティクル」は、そうしたアプローチのひとつとして開発されたもので、水に溶けやすいシクロデキストリン(グルコース由来の環状オリゴ糖)でフラーレンを包み込み込むことで、水に安定的に分散させています。

フラーティクルには、フラーレン由来の抗酸化作用や紫外線応答といった特性の他に、次のような特徴があります。
  • 水とのなじみが良く、軽やかな使用感を実現
  • 化粧水や乳液など、水系処方に安定的に組み込みやすい
  • 食品や医薬にも用いられる素材(シクロデキストリン)を利用しており信頼性が高い

こうした特徴を持つフラーティクルは、1004 SEN[C]がスキンケアの第一歩だと考える「肌にしっかりと水分を届けることを優先する=補水ファースト」と相性が良く、毎日のスキンケアに自然な形でフラーレンを取り入れられる原料。

1004 SEN[C]では、日々フラーレンとフラーティクルの特性を原料メーカーと共に研究し、その特性を活かした製品をお届けしています。