「日差し＝屋外でのリスク」と捉えがちかもしれませんが、肌に届く紫外線は屋内や車内にも潜んでいます。オフィスの窓際、日中の車やバスの中など、直射日光を浴びていなくても、肌には“光の負担”が積み重なっています。

静かに肌の奥へ届くUV-A

紫外線にはUV-A・UV-B・UV-Cの3種類があり、このうちUV-Aは波長が長く、窓ガラスを透過する性質を持っています。さらに、肌の奥深く真皮層にまで到達して、シワやたるみといった肌の構造変化に影響するとされ、静かに肌老化を進める“見えない存在”です。


一般的な建物に使用されるフロートガラスはUV-Bの多くを遮断する一方で、UV-Aは最大で約75%程度が透過するという報告もあり、屋内にいても日差しの入る窓際では、肌が紫外線の影響を受けている可能性があるのです。

自動車の場合、フロントガラスは安全基準によりUVカット加工が施されていますが、サイドウィンドウやリアガラスは同等の加工がされていない場合もあり、UV-Aが透過しやすいとされています。日常的に車に乗っていると、片側の顔や腕にUV-Aが偏って当たり続けることになり、顔の左右でシミやたるみ、ハリの差が生じやすくなります。

これは、UV-Aが真皮層にまで到達し、コラーゲンやエラスチンなどの線維構造にじわじわと影響を与えることによって起きる、いわば“偏った光老化”といえる現象です。

窓際で長時間過ごす生活スタイルでも同様の傾向が見られ、左右差や部分的な疲労感として肌に現れることがあります。こうした日常の蓄積が、将来的な肌印象に大きく関わってくる可能性は見逃せません。

UV-Aから肌を守るための対策

UV-Aの影響を軽減するためには、物理的に遮ることが重要です。

• UVカット機能のある窓フィルムや遮光カーテンを設置
• 車のサイドウィンドウに専用のシェードやフィルムを追加
• UVカット機能のある衣服やアームカバーを着用

こういった備えが、日常生活での紫外線（UV-A）対策として有効です。とはいえ、すべての環境で物理的対策を徹底するのは現実的ではありません。だからこそ、日焼け止め塗ることはもちろん、紫外線対策を意識したスキンケア・メイクアップアイテムを取り入れることも重要になってきます。

1004 SEN[C]がすべての製品の採用している「フラーティクル^※1」は、UV-AやUV-Cを中心に紫外線を防ぐ性質を持つフラーレン由来の化粧品原料です。


このグラフからは、特にUV-A領域（320–400nm）に明確な吸収があることが確認できます。つまり、肌の奥深くにまで到達するUV-Aを受け止め、日常生活の中でじわじわと進行する“光老化”への対策として役立つ可能性のある化粧品原料です。

^{※1 フラーレン、シクロデキストリン（制肌成分）}

サニフィケーションというスタイル

日々のスキンケアにおいても、紫外線によるストレスを穏やかに受け止める成分や、うるおいを保ちバリア機能を整える処方を選ぶことが大切です。

1004 SEN[C]では、紫外線対策を日常のスキンケアに取り入れる「サニフィケーション（Sunification）」という考え方を大切にしています。紫外線を物理的に遮るだけでなく、スキンケアにおける“備え”の積み重ねが、肌をゆらぎにくい状態に保つ一助になると考えています。

フラーティクルを配合した1004 SEN[C]のアイテムは、毎日のスキンケアルーティンに自然に取り入れられる設計です。光を避けるだけではなく“共に生きる”。そのための“備えるケア”を今日から始めてみませんか。